私たちが日常でふとした瞬間に感じる心のざわつき。実は、それは私たちの心が、環境や他者との関わりの中で自然に反応しているサインかもしれません。 ふと湧き上がってきたその感覚を、心理学という視点から少し眺めてみませんか。
なぜその感覚が生まれるのか
褒められても「自分なんて」と受け取れないのはなぜか?。こういった感覚に捕らわれると、「もっと強くならなきゃ」と自分を律しようとしてしまいがちです。 しかし、心理学的な知見(出典:インポスター症候群(詐欺師症候群)に関する研究)に基づくと、これはかつて私たちが生き残るために必要だった生存戦略や、人間の脳が持つ基本的な特性の一つだと考えられます。
あなたが弱いわけではなく、誰にでも起こりうる、ごく自然な心の動きなのかもしれません。
資格を取っても、自分を認められる気がしない
今、資格の勉強をしている。 時間を使って、少しずつでも前に進もうとしている。 でも正直、勉強を続けていても、「自分なら大丈夫だ」と思える日はあまりない。 むしろ、資格を取ったとしても、本当に自信を持てるのか分からない。 どこかでずっと、「自分なんかが」と思っている。 誰かに褒められても、素直に受け取れない。 「たまたまだろうな」 「相手が優しいだけかもしれない」 そんなふうに考えてしまう。 逆に、小さな失敗やできなかったことはずっと頭に残る。 自分だけが、中身のないまま生きているような感覚になることがある。 SNSを見ると、周囲はちゃんと生きているように見える。 やりたいことがあって、自信もあって、自分の人生を進めているように見える。 それに比べて自分は、何者にもなれていない気がして苦しくなる。 最近、「インポスター症候群」という心理学の言葉を知った。 実際には努力や成果があっても、「自分は偽物なんじゃないか」と感じてしまう状態らしい。 それを読んで、自分はずっと、 “できていない自分”を探し続けていたのかもしれないと思った。 特に、人から期待されるほど苦しくなる。 「本当の自分を知られたら、期待外れだと思われるんじゃないか」 そんな不安がどこかにある。 だから、頑張っても安心できない。 何かを達成しても、「まだ足りない」が消えない。 今も、自分が何者なのかは分からない。 それでも最近は、 不安があるままでも勉強を続けていること、 迷いながらでも前に進もうとしていることを、少しだけ認めてみたいと思っている。
感情を否定せず、ただ眺めてみる
「こういう仕組みなんだな」と理解するだけで、自分を責める気持ちが少し落ち着くことがあります。 その感情を無理に追い出すのではなく、「いまはこの感覚がここにあるんだな」といったん隣に置いておきませんか。
答えを出さずに、いまの気分を置いておく
情報が多すぎて疲れたときは、一度立ち止まることが大切です。 誰に見せるわけでもない、今の自分の「そのまま」を、そっと書き留めてみるのもいいかもしれません。
きれいにまとまっていなくても構いません。「答えを出す」ためではなく、ただ「いまの気分を置いておく」ための場所として、まめここのノートを使ってみてください。