巷にあふれるメンタルケアのノウハウ。「こうすれば良くなる」という言葉が、時には呪いのように自分を縛ってしまうことがあります。 世間でよく言われる「正解」の陰に隠れた、少し意外な視点について考えてみます。
それは、全員に当てはまることだろうか?
「自信がついてから行動する」が上手くいかない理由。私たちは「これができない自分はダメなんだ」と思い込まされていることがあります。 しかし、心理学や行動の研究(出典:自己効力感は「行動による成功体験(達成経験)」から生まれるというバンデューラの知見)を紐解くと、必ずしもその方法が万能ではないことが見えてきます。
「正しさ」を目指すあまり、今の自分の本当の声を無視していないでしょうか。
自信があるから動けるんだと思っていた
昔の自分は、行動できる人は最初から自信があるんだと思っていた。 だから、自分みたいに不安が強くて、失敗を怖がる人間は、何をしても駄目なんだと思っていた。 今、資格の勉強をしている。 でも正直、今も「自分ならできる」という感覚はあまりない。 将来どう生きたいのかも、まだはっきり分からない。 それでも、「今のままでは苦しい」という気持ちだけで、なんとか机に向かっている。 ただ、自分は昔から、一度できなくなると極端に自己否定してしまう癖があった。 一日勉強できないだけで、「もう駄目だ」と思ってしまう。 続かないと、「やっぱり自分には無理なんだ」と感じてしまう。 最近、バンデューラの「自己効力感」という心理学の話を知った。 自己効力感は、“自信があるから動ける”のではなく、“実際に行動してできた経験”から少しずつ育つらしい。 しかもそれは、大きな成功じゃなくていい。 少し進めた。 今日は机に向かえた。 また戻ってこれた。 そういう小さな達成経験の積み重ねで、人は「自分にもできるかもしれない」と感じられるようになるという。 それを知って、自分はずっと、「できなかった日」ばかり見ていたんだなと思った。 今も、自信はまだない。 でも、自信がついてから動くのではなく、動きながら少しずつ作っていくものなのかもしれない。 だから最近は、完璧にできたかより、 「今日も一応、前に進もうとしていた」ことを、少しだけ認めてみたいと思っている。
自分に合う「心地よさ」を優先する
一般的な正論よりも、あなたの心にストンと落ちる「納得感」を大切にしてください。 「みんなはやっているけれど、私はこうしたい」という静かな本音に、もっと耳を傾けてもいいのかもしれません。
答えを出さずに、いまの気分を置いておく
「今まで正解を追い求めすぎていたな」と気づいたときは、まずはゆっくり休む時間を取ってください。 今の「やりたくない」という気持ちも、あなたを守るための大切なメッセージです。
きれいにまとまっていなくても構いません。「答えを出す」ためではなく、ただ「いまの気分を置いておく」ための場所として、まめここのノートを使ってみてください。